年間16万円の大幅節約に成功!誰でもできる家賃減額を勝ち取るための交渉法
老後の生活費、子供の教育費と並んで、人生の三大費用と言われる住居費。
借家の場合であれば、生涯に支払う家賃は、25歳から85歳の60年間で、家賃8万円で5,760万円、家賃10万円で7,200万円、家賃15万円で1億800万円と、多くの家庭にとって、家計に占める割合が最も大きな支出と言えます。
可能な限り節約し、貯金し、余裕のあるお金で投資して、スマートにお金持ちを目指すには、住居費をいかに削減するかが大きなポイントとなってきます。
先日、様々な情報を活用して、見よう見まねで管理会社と交渉し、実家の家賃を減額することに成功し、年間19万円の節約を達成することができましたので、その時の方法をご紹介しようと思います。
《管理会社との交渉》
両親が住む借家の更新月(2年更新)が近いということで、今月上旬に賃貸契約更新を求める契約書が届きました。
これまで両親が支払っていた家賃は83,000円、駐車場7,000円、共益費2,000円、更新料は家賃83,000円、駐車場7,000円。立地から決して高いわけではありませんでしたが、築40年近い物件でしたので、ダメ元で私が管理会社と交渉することにしました。
まずは、近隣の同程度の物件の家賃について調査を開始しました。
とは言っても、実際に複数の不動産会社に行って、聞きまわるのも面倒なので、インターネットで検索し、何軒か似た感じの家の家賃を見つけてメモします。
ポイントは、築年数、間取り、駐車場の有無、駅からの距離などになります。完全に一致する物件が無い場合は、現在の物件と比較してより有利な物件の家賃と比較してみるといいと思います。
私の場合は、運よく実家の家を管理している不動産会社が、実家よりも有利な条件の物件を賃貸に出していたため、その物件との比較を交渉材料としました。
管理会社に実際に送ったメールを添付しますので、交渉用のメール作成のご参考にしてください。

《年間16万円の家賃削減に成功》
上のメールを送り、不動産管理会社に電話したところ、担当者は、「大家さんと相談する」と言って、いったん電話を切りました。
1時間ほどすると、管理会社から電話があり、「共益費と駐車場代は他の借主さんも一律なので減額は難しいですが、家賃は70,000円に減額します。家賃の更新料も併せて70,000となります。」と回答をもらい、家賃及び更新料13,000円の減額に成功しました。
これにより、契約期間の2年間で家賃13,000円×24か月=312,000円と更新料13,000円で合計325,000円、1年間で16万2,500円を節約することができました。
終わってみて、減額交渉前は、不動産管理会社があまりいい返事をしてこないんじゃないかと思っていましたが、しっかりとした根拠と論理的な説明をもってすれば、管理会社も快く大家さんと掛け合ってくれます。
大家さんとしても、管理会社としても、居住者を失って毎月の収入が無くなることを嫌いますので、減額の理由が正当なものであれば、減額に応じざるを得ません。
繰り返しになりますが、家賃は家計の大きな割合を占めます。この部分の節約効果は非常に大きい上、今住んでいる家の家賃が下がっても、食費や遊興費と違って生活レベルが下がることもありません。
みなさんも、自身の又は実家の家賃が高いと感じたら、一度、管理会社に申し入れてみたらいかがでしょうか。