IPOに最強の株主優待~大和証券G本社
IPO(新規公開株)を行っている人は、ぜひ保有したい当選確率アップできる優待株を紹介します。
《IPO(新規公開株)とは》
IPOとは、Initial Puclic Offeringの頭文字で、新規公開株又は新規上場株と呼ばれています。
資金調達のため、マザーズや東証などに初めて上場する企業の株式を購入し、通常は上場日の初値で売り抜け、利ザヤを稼ぐ投資法です。
一般的に、新規公開株の抽選時の公開価格は、市場から必要な資金を確実に集めるため、市場価格よりも低めに設定されており、これが初値との間の価格差を生み出し、利益を得ることができます。
今年4月に新規上場したHEROZは、公開価格4,500円のところ、初値49,000円と約11倍もの高騰を見せ、当選していた人は100株購入で、なんと445万円もの利益を得ることができ、ニュースでも大きく取り上げられていました。
このように当選すれば高確率で利益を得られるため、最近のIPO人気により、当選がよりいっそう難しくなっています。
IPOで利益を得るためには、いかにして人気の新規公開株の抽選に当選するかが非常に重要なポイントとなってきます。
《大和証券G本社株主優待で当選率をアップさせる》
ローリスクで一攫千金も狙えるIPOの当選確率を大きく上げてくれるのが、大和証券G本社(8601)の株主優待です。
新規上場株は各証券会社に配分されますが、大和証券では、配分された新規上場株のうち20%をネット抽選にしており、そのうち5%は「チャンス抽選」という呼び名で、ある特別な顧客のための専用抽選枠としています。
その特別な顧客とは、大和証券で1000万円相当以上の高額資産を保有している顧客(ダイワプレミアムサービス)と、大和証券で取引した際などにもらえるポイントを1,000ポイント以上保有している顧客(ダイワプレミアムポイント)です。
チャンス抽選は1回から10回までの段階があり、チャンス抽選1回の人は大和証券のネット配分15%内での抽選1回のみ、チャンス抽選2回以上の人はネット配分15%の抽選で落ちても、チャンス抽選配分5%内で自動的に再度抽選されます。チャンス抽選2回から10回は、数が大きくなるにつれ、当選確率が上昇するという仕組みになっています。
ダイワプレミアムサービスでは、プレミアシルバーにチャンス抽選3回、ゴールドに5回、プラチナに10回が与えられます。

ダイワプレミアムポイントでは、1,000ポイントから10,000ポイントまで6段階に分かれています。

ダイワプレミアムポイントでは、株式の売買のケースだと、10,800円の売買手数料につき100ポイント付与されるため、1,000ポイントをもらうには、最低でも10万円以上の手数料を支払わなければならず、1,000万円相当以上の資産保有と同じくらいハードルが高いです。
チャンス抽選10回を狙うには、5,000万円相当以上の資産を大和証券で保有するか、売買手数料100万円以上を支払わなければならず、一般庶民にはほぼ不可能です。
しかし、約70万円の投資金で大和証券G本社の株を保有すれば、チャンス抽選10回を得ることも可能になります。
同社の株式を保有すると、配当金のほかに年間4,000ポイントが付与され、最低数の1,000ポイントを取得するため、1,000万円相当以上の資産を大和証券で保有する必要も、10万円以上の手数料を支払う必要もなくなります。
しかも、このポイントは累積で貯めることが可能なので、2年半はかかりますが、5回のポイント取得で夢の10,000ポイント=チャンス抽選10回を得ることができます。
さらに、ポイントは大和証券の「セレクト商品カタログ」で商品やクオカードなどのギフト券などと交換することができ、1粒で2度おいしい株主優待です(ポイントは翌々年の12月末までの有効期限があります)。
《株主優待でのポイントの取得方法》
大和証券G本社の株主優待は、例年6月と12月の初旬に届きます。
今回は6月2日(土)に我が家に届きました。
株主優待は、株主優待品カタログと申し込みはがきがセットになっています。

カタログには、1から50までの申込番号が付けられており、欲しい商品の番号をはがぎに書いて送付します。大和証券に口座を持っていない人は、ここで欲しい商品をもらっておしまいになります。日本を代表する証券会社の一つだけあって、他の優待カタログギフトに比べて、いい商品がラインナップされています。
大和証券に口座を持っている人は、申込番号50の「ダイワのポイントプログラム」交換ポイント2,000ポイントを申し込みます。

申込案内用紙についているはがきに必要事項を記入します。

ポイント申込者は、大和証券の支店名、支店番号、口座番号を記入します。
ポイントはハガキの投函(6月4日)から約20日ほどで、大和証券の口座に反映され、チャンス回数も3回になっていました。
注意しなければならないのは、大和証券G本社の株式保有者と大和証券口座保有者の名義が同じでなければならない点です。名義が異なるとポイントが付与されません。また、株式を保有する証券会社は、大和証券以外でも問題ありません。ちなみにうちは楽天証券で保有しています。
大和証券の株価は639円(2018年6月3日現在)、1株配当金38円で、配当利回りは4.38%、最低単元の1,000株保有で年間4,000ポイントを取得でき、1ポイント1円の計算で、配当とポイントを合わせると、6.6%の高利回りとなります。
これだけの利回りに、IPOの当選率アップも考えると、長期保有で大きな利益を得られる可能性が高く、IPO投資家にはおすすめの優待株と言えます。
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